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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻2号

1993年02月発行

今月の主題 内科疾患患者の生活指導

消化器疾患

炎症性腸疾患

著者: 神長憲宏1 佐竹儀治1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院消化器内科

ページ範囲:P.228 - P.229

文献概要

●炎症性腸疾患は難治性疾患であるが,薬物療法や栄養療法によりコントロール可能である.
●潰瘍性大腸炎は重症例の場合,副腎皮質ホルモン強力静注療法を施行し,完全静脈栄養となるが,軽症例では食事制限の必要はない.
●クローン病は重症の際は成分栄養や完全静脈栄養となるが,緩解期には高脂肪食,線維の多い食品,乳製品はひかえる.再燃防止,社会復帰には在宅経管成分栄養療法が効果的である.
●運動は活動期になければ制限はない.
●潰瘍性大腸炎は精神的要因で増悪することが多い.心理療法によりストレスを回避させる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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