文献詳細
文献概要
今月の主題 内科疾患患者の生活指導 呼吸器疾患
慢性閉塞性肺疾患
著者: 宮城征四郎1
所属機関: 1沖縄県立中部病院内科
ページ範囲:P.242 - P.244
文献購入ページに移動●慢性閉塞性肺疾患は重喫煙と関係し,その病像は慢性気管支炎と肺気腫に大別できる.
●肺気腫の病像を呈する場合は,呼吸困難の軽減を目的に早期から酸素療法が導入されるが,換気効率を上げるために口すぼめ呼吸などの呼吸パターンの指導,嫌気性代謝閾値を高めるための歩行訓練を中心とした運動療法を行う.
●慢性気管支炎群では気道分泌物の処理が最重要課題で,排痰を促すための胸部理学療法,気道上皮の繊毛運動を促すための薬物療法が主体となる.また高度の肥満があると低換気状態に陥るので,運動療法を処方して減量をはかる.
●肺気腫の病像を呈する場合は,呼吸困難の軽減を目的に早期から酸素療法が導入されるが,換気効率を上げるために口すぼめ呼吸などの呼吸パターンの指導,嫌気性代謝閾値を高めるための歩行訓練を中心とした運動療法を行う.
●慢性気管支炎群では気道分泌物の処理が最重要課題で,排痰を促すための胸部理学療法,気道上皮の繊毛運動を促すための薬物療法が主体となる.また高度の肥満があると低換気状態に陥るので,運動療法を処方して減量をはかる.
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