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文献概要
今月の主題 内科疾患患者の生活指導 血液疾患
鉄欠乏性貧血
著者: 田口博國1
所属機関: 1高知医科大学第3内科
ページ範囲:P.300 - P.302
文献購入ページに移動●治療は原則として経口鉄剤で,胃腸障害が強い場合に静注を行う.
●鉄剤は4〜6カ月の服用が必要であるが,女性で月経過多が原因である場合,1年以上,あるいは永続的な服用を要することもある.
●食事指導としては従来,鉄を多く含む食品(レバーや肉,魚)が勧められたが,それらの食品からでは必要量は得られない.むしろ経口鉄剤の服用のほうが患者のQOLを高める意味でも推奨される.
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