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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻2号

1993年02月発行

対談 内科診療のあゆみ・2

内分泌疾患の臨床

著者: 阿部好文1 尾形悦郎2

所属機関: 1北里大学医学部内分泌代謝内科 2癌研究会附属病院

ページ範囲:P.340 - P.351

文献概要

 尾形 このシリーズは,内科各領域の過去・現在・未来を語り合うものだということです.内分泌の分野の過去については,阿部先生より私のほうがいくらか詳しいと思いますので,ちょっと発言が多くなるかもしれませんがお許しください.
 私が内分泌の領域に入った頃は,ちょうどホルモンが測れ出した時代で,内分泌の専門家といわれるためには,オリジナリティーがあってもなくても,とにかく自分の手でホルモンを測ることができるというのが一番のrequirementだったわけです.ですから,甲状腺の専門家は自分でPBI(protein-bound iodine)を一生懸命測り,副腎の専門家はステロイドやカテコラミンを測った.その頃は,そういうものを自分の手で測ることができる人はいくつかの大学に限られていました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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