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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻3号

1993年03月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎ABC 肝炎ウイルス遺伝子解析

B型肝炎ウイルス

著者: 小池和彦1

所属機関: 1東京大学医学部第1内科

ページ範囲:P.408 - P.410

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●B型肝炎ウイルス遺伝子は約3.2kbの二本鎖,環状DNAからなっていて,増殖の過程ではRNAプレゲノムを中間体としてゲノムの複製を完成させる.
●C遺伝子の遺伝子変異は,肝炎発症のメカニズムに深く関与している可能性がある.また,プレC領域のナンセンス変異と劇症肝炎との関連も考えられている.
●X遺伝子はウイルスのトランス活性化遺伝子であるが,トランスジェニックスマウス,培養細胞で一種の癌遺伝子であることが示され,肝発癌に関与していると考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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