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今月の主題 ウイルス肝炎ABC ウイルス肝炎マーカーの検査と臨床的意義
肝生検法と肝組織所見の分類
著者: 山田剛太郎1
所属機関: 1岡山大学医学部第1内科
ページ範囲:P.432 - P.434
文献購入ページに移動●慢性肝炎の組織分類のうち犬山分類の活動性・非活動性は病期を示す分類として,ヨーロッパ分類のCPH, CAHは主として予後の指標として作成された.
●C型肝炎は発症後10年頃までは犬山分類の持続性か慢性肝炎(非活動性),ヨーロッパ分類のCPHに相当する例が多く,その後,一部は炎症が増強して慢性肝炎(活動性),ヨーロッパ分類のCAHに転じて,5年から10年で肝硬変へ進展する.
●インターフェロン治療の効果判定にはHAIスコアが有用である.
●C型肝炎は発症後10年頃までは犬山分類の持続性か慢性肝炎(非活動性),ヨーロッパ分類のCPHに相当する例が多く,その後,一部は炎症が増強して慢性肝炎(活動性),ヨーロッパ分類のCAHに転じて,5年から10年で肝硬変へ進展する.
●インターフェロン治療の効果判定にはHAIスコアが有用である.
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