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今月の主題 ウイルス肝炎ABC ウイルス肝炎の臨床
ウイルス肝炎ABCDEの疫学
著者: 石川和克1 佐藤俊一1
所属機関: 1岩手医科大学第1内科
ページ範囲:P.442 - P.444
文献購入ページに移動●A型肝炎の発症は,抗体未保有者が高年齢層へも移行しており,若年者に特徴的ではなくなったが,最近ワクチンが開発され,ウイルスの撲滅が期待される.
●B型肝炎はワクチン,グロブリンによる感染防御の普及により,垂直感染によるキャリアが減少した.散発例はSTDとしての様相が濃い.
●C型肝炎は輸血,注射などによる血液を介しての感染が主で,長年の経過で肝硬変・肝細胞癌への進展が危惧される.
●D型・E型肝炎のわが国における頻度は低く,臨床的に問題になることは少ない.
●B型肝炎はワクチン,グロブリンによる感染防御の普及により,垂直感染によるキャリアが減少した.散発例はSTDとしての様相が濃い.
●C型肝炎は輸血,注射などによる血液を介しての感染が主で,長年の経過で肝硬変・肝細胞癌への進展が危惧される.
●D型・E型肝炎のわが国における頻度は低く,臨床的に問題になることは少ない.
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