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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻3号

1993年03月発行

今月の主題 ウイルス肝炎ABC

ウイルス肝炎の臨床

輸血後C型肝炎よりみたHCV感染の経過

著者: 古賀満明1 猪口薫1 矢野右人2

所属機関: 1国立長崎中央病院消化器科 2国立長崎中央病院臨床研究部

ページ範囲:P.458 - P.462

文献概要

 ●輸血後C型肝炎の潜伏期は,5〜6週に発症するものが最も多いが,2週以内の早期発症例も約5%存在する.
●発症時より,HCV抗体陽性者が約1/3存在し,必ずしもHCV初感染を確認できない例がある.
●GOT,GPTが多峰型を示し,遷延化する例が多いが,5〜10年と比較的短い期間に肝硬変,肝癌へ進展する例もある.
●第二世代HCV抗体スクリーニングにより,輸血後C型肝炎の激減が予測される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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