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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻3号

1993年03月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎ABC ウイルス肝炎の治療と予防

劇症肝炎の治療

著者: 与芝真1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院消化器内科

ページ範囲:P.497 - P.499

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●従来から劇症化しやすいといわれるB型劇症肝炎が減少し,今後は相対的に非A非B型(一部C型)劇症肝炎が増加し得る.
●このタイプは一般に臨床症状が穏やかかつ緩やかで,亜急性型やLOHFの病型をとりやすい.
●肝不全の進行が緩やかなためか,末期に至るまで脳症が発現しにくく,脳症が発現した際にはすでに不可逆的に肝細胞破壊が進行している例が多い.
●有効な治療のためには,肝不全対策と同時に,いかに早期に進行する肝細胞破壊を食い止めるかが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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