icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻3号

1993年03月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎ABC ウイルス肝炎の治療と予防

B型肝炎の抗ウイルス療法—適応と限界

著者: 荒瀬康司1 熊田博光1

所属機関: 1虎の門病院消化器科

ページ範囲:P.505 - P.507

文献購入ページに移動
●B型慢性肝炎では,e抗原陽性例ないしe抗原陰性でも,GPT異常例では肝炎の鎮静化を図る必要がある.
●e抗原陽性のB型慢性肝炎例にはインターフェロン(以下,IFN)連日投与法での治療効果は不良であり,ステロイド療法との組み合わせなどが必要である.
●e抗原陰性にもかかわらずGPTの異常を繰り返すB型慢性肝炎例には,IFNの間歇投与法が有効である.
●IFNには種々の副作用があるため,その使用には細心の注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?