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今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報 疫学と病因
わが国と欧米における白血病の発生動向の差異
著者: 川上憲人1 清水弘之1
所属機関: 1岐阜大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.584 - P.588
文献購入ページに移動●わが国の男性の白血病の発生率は欧米とくらべて低いが,欧米の白血病発生率が横ばいとなる一方で,増加の傾向にある.
●わが国の女性の白血病の発生率は1962〜1977年にかけて増加したが,その後欧米とほぼ同等の値で横ばいとなっている.
●リンパ性白血病の発生率は欧米ではむしろ横ばいか減少傾向にあるが,わが国では男女とも増加傾向にある.
●骨髄性および単球性白血病の発生率は,欧米と同様に横ばいか減少傾向にある.
●わが国の女性の白血病の発生率は1962〜1977年にかけて増加したが,その後欧米とほぼ同等の値で横ばいとなっている.
●リンパ性白血病の発生率は欧米ではむしろ横ばいか減少傾向にあるが,わが国では男女とも増加傾向にある.
●骨髄性および単球性白血病の発生率は,欧米と同様に横ばいか減少傾向にある.
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