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今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報 分子病態からみた病型分類
染色体転座と癌遺伝子の活性化
著者: 鎌田七男1 江口真理子1
所属機関: 1広島大学原爆放射能医学研究所血液学研究部門
ページ範囲:P.604 - P.608
文献購入ページに移動●染色体転座に伴う癌遺伝子の活性化は,転写調節部位に変異を生じ特定遺伝子の発現が増殖されるもの,および転座により新しいキメラ遺伝子が形成され,その産物が異常な機能を有するものの2通りが知られている.
●細胞系列により特異的な染色体転座・特定遺伝子の関与が証明されてきており,これらによる白血病の病型分類も可能ではないかと思われる.
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