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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻4号

1993年04月発行

文献概要

今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報 分子病態からみた病型分類

染色体転座と癌遺伝子の活性化

著者: 鎌田七男1 江口真理子1

所属機関: 1広島大学原爆放射能医学研究所血液学研究部門

ページ範囲:P.604 - P.608

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●近年,MLL-ENLキメラ遺伝子,MTG8-AML1キメラ遺伝子など,転座に関わる遺伝子が次々と決定されてきている.
●染色体転座に伴う癌遺伝子の活性化は,転写調節部位に変異を生じ特定遺伝子の発現が増殖されるもの,および転座により新しいキメラ遺伝子が形成され,その産物が異常な機能を有するものの2通りが知られている.
●細胞系列により特異的な染色体転座・特定遺伝子の関与が証明されてきており,これらによる白血病の病型分類も可能ではないかと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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