文献詳細
文献概要
今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報 分子病態からみた病型分類
サイトカインによる白血病細胞の増殖
著者: 小澤敬也1
所属機関: 1東京大学医科学研究所内科
ページ範囲:P.612 - P.614
文献購入ページに移動●骨髄性白血病細胞のIL-3,GM-CSF,G-CSF,M-CSFなどに対する反応性は,症例ごとに異なっている.
●サイトカインが白血病細胞に作用するパタ一ンとしては,外因性のサイトカインが刺激する場合と,autocrine機構あるいはparacrine機構が働く場合とがある.
●白血病細胞がautocrine機構によらない自律性増殖を示すことがあり,癌遺伝子の活性化や癌抑制遺伝子の不渚化の関与などが考えられている.
●サイトカインが白血病細胞に作用するパタ一ンとしては,外因性のサイトカインが刺激する場合と,autocrine機構あるいはparacrine機構が働く場合とがある.
●白血病細胞がautocrine機構によらない自律性増殖を示すことがあり,癌遺伝子の活性化や癌抑制遺伝子の不渚化の関与などが考えられている.
掲載誌情報