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今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報 分子病態からみた病型分類
白血病細胞における薬剤耐性遺伝子の発現
著者: 濱田洋文1
所属機関: 1癌研究会癌化学療法センター分子生物治療研究部
ページ範囲:P.615 - P.617
文献購入ページに移動●多剤耐性癌細胞に特異的に発現する分子量170〜180kDの膜糖タンパク(P-glycoprotein)は,抗癌剤を排出するポンプとして働き,臨床での薬剤耐性にも関与している.
●P-glycoprotein/MDR 1遺伝子の発現により,アントラサイクリン系,ビンカアルカロイド系,エピポドフィロトキシン系,アクチノマイシン系などの薬剤に対し,交差耐性となる.
●MDR 1遺伝子発現の臨床での薬剤耐性における役割,MDR1以外の耐性の機序などについて,今後さらに研究が必要である.
●P-glycoprotein/MDR 1遺伝子の発現により,アントラサイクリン系,ビンカアルカロイド系,エピポドフィロトキシン系,アクチノマイシン系などの薬剤に対し,交差耐性となる.
●MDR 1遺伝子発現の臨床での薬剤耐性における役割,MDR1以外の耐性の機序などについて,今後さらに研究が必要である.
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