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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻4号

1993年04月発行

文献概要

今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報 治療の哲学

慢性白血病治療の基本的な考え方

著者: 外山圭介1

所属機関: 1東京医科大学第1内科

ページ範囲:P.632 - P.634

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●CMLの発症には,染色体のフィラデルフィア転座による異常蛋白が必須と考えられ,かつ腫瘍化は多能性造血幹細胞に起こっているため,顆粒球のほか,赤血球,血小板,Bリンパ球も腫瘍クローンとみなされる.したがって,治療にあたっては,急性白血病のように白血病クローンを化学療法によって絶滅し,正常クローンの増殖を待つことは期待できないので,唯一の根本的治療は骨髄移植である.
●CLLは高齢者に多く,経過も緩慢であり,生命の予後が病期に一致しているので,病期の進展するまで治療する必要がない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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