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今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報 今後の展開
免疫療法とサイトカイン療法
著者: 幸道秀樹1
所属機関: 1都立府中病院輸血部
ページ範囲:P.704 - P.706
文献購入ページに移動●骨髄移植においてGVL(graft-versus-Leukemia)効果が明らかになり,ヒトにおいても免疫療法の可能性が出てきた.
●免疫学的作用をallogeneic effect(HLAなどの組織適合抗原が異なった時に発現する)と,そうでないものと分けて考えてみた.
●allogeneic effectであっても,サイトカインが媒介すると考えられ,サイトカインの投与でGVLと同様か,それ以上の効果が期待される.
●サイトカインの中ではインターフェロンとIL-2が注目され,特に後者は急性骨髄性白血病において,単独で寛解導入例が報告されている.
●免疫学的作用をallogeneic effect(HLAなどの組織適合抗原が異なった時に発現する)と,そうでないものと分けて考えてみた.
●allogeneic effectであっても,サイトカインが媒介すると考えられ,サイトカインの投与でGVLと同様か,それ以上の効果が期待される.
●サイトカインの中ではインターフェロンとIL-2が注目され,特に後者は急性骨髄性白血病において,単独で寛解導入例が報告されている.
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