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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻5号

1993年05月発行

文献概要

今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩 病態と血液浄化療法

血液疾患と血液浄化療法

著者: 菊池正夫1 池田康夫2

所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会立川病院内科 2慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.848 - P.852

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●血液浄化療法により飛躍的に予後が改善された血液疾患は血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)である.その他過粘稠症候群,クリオグロブリン血症などで応用されている.
●TTPの特徴は溶血性貧血,血小板減少症,精神神経症状,発熱,腎障害で,診断には末梢血標本で破砕赤血球の存在の確認が必要である.
●TTPの第一選択の治療は,新鮮凍結血漿を用いた血漿交換療法である.1回血漿交換量,頻度,回数は病勢をよく反映する血小板数,血清LDH値を指標として,個々の症例により異なる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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