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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻5号

1993年05月発行

文献概要

今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩 病態と血液浄化療法

脂質代謝異常と血液浄化療法

著者: 酒井聡一1 徳留悟朗1 早川洋1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第2内科(青戸病院)

ページ範囲:P.878 - P.882

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●原発性高脂血症の中でも家族性高コレステロール血症(familial hypercholesterolemia:FH)は冠動脈疾患で死亡する危険性が高く,早期診断,早期治療が必要である.常染色体性優性遺伝によるLDLレセプター異常症で,ホモFHならびにヘテロFHの2つに分類され,重症例では抗脂血剤に不応の場合が多く,LDL吸着の絶対的適応である.
●二次性高脂血症の中で,巣状糸球体硬化症由来のネフローゼ症候群は抗脂血剤に不応の高脂血症が特続し,既存の腎障害を悪化させる.LDL吸着による脂質代謝異常の是正が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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