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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻5号

1993年05月発行

文献概要

今月の主題 症例にみる血液浄化療法の進歩 座談会

血液浄化療法の応用と今後の展開

著者: 秋澤忠男1 飯野靖彦2 平澤博之3 川口良人4

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院内科(腎臓部門) 2日本医科大学第一病院第2内科 3千葉大学医学部救急部・集中治療部 4東京慈恵会医科大学第2内科

ページ範囲:P.931 - P.942

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 川口(司会)“medicina”5月号の特集として「血液浄化療法」が取り上げられましたが,血液浄化療法はその適応範囲が広く,特に最近では日常の治療医学の上で血液浄化療法は欠かすことのできないものとなっています.血液浄化療法は専門医や特別な技能を持つ人のみが知っていればよい治療法ではなく,血液浄化療法を行えばかなりの疾患の病態を改善できるということ,さらに血液浄化療法に頼らなければ治療ができないような末期的病態が存在するということは,一般的な医学知識として臨床医に広く要求されるものです.
 よく考えてみると,血液中の汚れた余分な物質を除去しようという考え方は昔から臨床医学で試みられていました.しかし,それをいかに効率よく,いかに安全に,しかも適切な効果が得られるかという方法論を考ますと,血液浄化療法は近代的でモダンな治療法だと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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