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今月の主題 心不全診療の新たな展開 大規模スタディは何を教えたか
PROMISE
著者: 伊東春樹1 加藤和三1
所属機関: 1心臓血管研究所附属病院内科
ページ範囲:P.1004 - P.1006
文献購入ページに移動●PROMISE studyとは,ホスポジエステラーゼ阻害薬であるミルリノンの重症心不全患者の長期生命予後に対する効果を,プラセボを対照薬として検討した臨床試験である.
●ミルリノン群では561例中168例(30%),プラセボ群では527例中127例(24%)の死亡例が認められ,全死亡率ではミルリノン群のほうが有意に高率で,突然死の頻度が高かった.
●重症心不全に対する強心薬治療は,対象の原疾患や重症度ならびに不整脈の有無,また薬剤の投与量や投与方法,投与期間などを十分に検討する必要がある.
●ミルリノン群では561例中168例(30%),プラセボ群では527例中127例(24%)の死亡例が認められ,全死亡率ではミルリノン群のほうが有意に高率で,突然死の頻度が高かった.
●重症心不全に対する強心薬治療は,対象の原疾患や重症度ならびに不整脈の有無,また薬剤の投与量や投与方法,投与期間などを十分に検討する必要がある.
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