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今月の主題 心不全診療の新たな展開 大規模スタディは何を教えたか
ザモテロール
著者: 堀正二1 佐藤秀幸1 尾崎仁1
所属機関: 1大阪大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1016 - P.1018
文献購入ページに移動●軽・中等症の心不全患者に対しては本薬剤の長期有効性が認められている.
●逆に,重症心不全における臨床試験ではプラセボよりも死亡率が高率であった.そのため,本邦ではザモテロールの開発は中止された.
●重症例で死亡率を悪化させた機序として,これらの患者では内因性交感神経活動が亢進しており,そのためにβ遮断作用が優位に発揮されたものと推察される.
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