icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻6号

1993年06月発行

文献概要

今月の主題 心不全診療の新たな展開 大規模スタディは何を教えたか

心不全とCa2+拮抗薬

著者: 垣花昌明1 大塚定徳1 渡辺秀樹1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.1020 - P.1021

文献購入ページに移動
●Ca2+拮抗薬を慢性心不全治療に用いる目的は血管抵抗軽減,冠動脈拡張,心室拡張能改善である.
●これまでに,Ca2+拮抗薬は慢性心不全治療に有効であるという報告,逆に心不全を悪化させるという報告のいずれもがある.
●最近のcontrolled studyの結果は,慢性心不全治療でニフェジピンを長期投与すると,約25%に心不全の悪化がみられることを示した.
●左室収縮障害による慢性心不全にニフェジピンを長期投与すると,心不全を悪化させる可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?