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文献概要
今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全治療の最前線
心不全治療の基本的ストラテジー
著者: 村上知行1 篠山重威1
所属機関: 1京都大学医学部第3内科
ページ範囲:P.1026 - P.1030
文献購入ページに移動●急性心不全の治療目的は,心拍出量の増加とうっ血の軽減による血行動態の改善にある.利尿薬,血管拡張薬,強心薬を使用して,迅速かつ適切な治療を行う.
●慢性心不全の治療の究極の目的は,患者の生活の質の改善と死亡率の減少にある.重症度に応じて安静,食塩制限,薬物治療の選択を行うが,有効な治療法はいまだ確立されていない.
●慢性心不全の治療の究極の目的は,患者の生活の質の改善と死亡率の減少にある.重症度に応じて安静,食塩制限,薬物治療の選択を行うが,有効な治療法はいまだ確立されていない.
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