文献詳細
今月の主題 心不全診療の新たな展開
心不全治療の最前線
文献概要
●強心薬は,①心筋細胞内Ca2+動員の増加,および/または,②収縮蛋白のCa2+感受性の増強,の機構を介して作用を発揮する.
●Ca2+ sensitizerは②の機構によって陽性変力作用を示す強心薬であり,基礎実験では,サルマゾール,ピモベンダン,EMD 53998,MCI 154,Org 30029などがこの機序で強心作用を示す.
●これらの強心薬は,①activation energy(細胞内Ca2+動員に必要なエネルギー)を要さない,②心筋細胞にCa2+過剰負荷を起こさない,などの利点を有するため,心不全治療における効果が期待されている.
●Ca2+ sensitizerは②の機構によって陽性変力作用を示す強心薬であり,基礎実験では,サルマゾール,ピモベンダン,EMD 53998,MCI 154,Org 30029などがこの機序で強心作用を示す.
●これらの強心薬は,①activation energy(細胞内Ca2+動員に必要なエネルギー)を要さない,②心筋細胞にCa2+過剰負荷を起こさない,などの利点を有するため,心不全治療における効果が期待されている.
掲載誌情報