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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻6号

1993年06月発行

文献概要

今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全治療の最前線

β遮断薬

著者: 川合宏哉1 横田慶之1 横山光宏1

所属機関: 1神戸大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1050 - P.1052

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●心不全に対するβ遮断薬療法は,心症状,心機能,不整脈とともに生命予後の改善をもたらす.
●心不全における交感神経活性の亢進は,短期的には心不全の代償機転として働くものの,長期的には心不全の悪循環を形成する.β遮断薬療法は,この悪循環を断つことにより不全心筋を保護し,心不全の改善をもたらすものと考えられる.
●β遮断薬の投与は,陰性変力作用による心不全の増悪を招かないように,初回投与量を低用量にとどめ,以後も維持量に達するまでは一定期間ごとに少量ずつ漸増する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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