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今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全治療の最前線
β遮断薬
著者: 川合宏哉1 横田慶之1 横山光宏1
所属機関: 1神戸大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1050 - P.1052
文献購入ページに移動●心不全における交感神経活性の亢進は,短期的には心不全の代償機転として働くものの,長期的には心不全の悪循環を形成する.β遮断薬療法は,この悪循環を断つことにより不全心筋を保護し,心不全の改善をもたらすものと考えられる.
●β遮断薬の投与は,陰性変力作用による心不全の増悪を招かないように,初回投与量を低用量にとどめ,以後も維持量に達するまでは一定期間ごとに少量ずつ漸増する.
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