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今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全の病態生理と新しい評価法
心不全とカテコールアミン
著者: 大鈴文孝1
所属機関: 1防衛医科大学校第1内科
ページ範囲:P.1078 - P.1080
文献購入ページに移動●血漿ノルエピネフリン600pg/ml以上では生存が短いことも報告されている.
●近年,メタヨードベンジルグアニジン(MIBG)の131I標識体が開発され,非観血的に人間の心臓の交感神経機能を画像情報として評価することが可能になり,心筋の131I-MIBGの集積が心不全の予後を予測するのに最も重要な指標であったとの報告もされた.
●しかし,過剰な交感神経活動の高まりは,長期的にはカテコールアミンによる心臓毒性を生じたり,脱感作により心筋β受容体の減少を起こし悪循環となる.
●近年,メタヨードベンジルグアニジン(MIBG)の131I標識体が開発され,非観血的に人間の心臓の交感神経機能を画像情報として評価することが可能になり,心筋の131I-MIBGの集積が心不全の予後を予測するのに最も重要な指標であったとの報告もされた.
●しかし,過剰な交感神経活動の高まりは,長期的にはカテコールアミンによる心臓毒性を生じたり,脱感作により心筋β受容体の減少を起こし悪循環となる.
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