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文献概要
今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全の病態生理と新しい評価法
心不全時の自律神経機能
著者: 佐藤廣1
所属機関: 1心臓血管研究所附属病院循環器内科
ページ範囲:P.1081 - P.1083
文献購入ページに移動●心機能低下時には種々の代償機序が作動するが,そのうち自律神経がもっとも早い時期より変化する.
●迷走神経活動は,心拍変動スペクトル解析によって定量化することが可能となった.高周波成分は迷走神経活動を表し,低周波成分と高周波成分の比は交感神経活動を示す.
●無症状の心機能不全あるいは軽度の心不全ではまず迷走神経活動が消退し,重症になるにしたがい交感神経活動が亢進する.
●迷走神経活動は,心拍変動スペクトル解析によって定量化することが可能となった.高周波成分は迷走神経活動を表し,低周波成分と高周波成分の比は交感神経活動を示す.
●無症状の心機能不全あるいは軽度の心不全ではまず迷走神経活動が消退し,重症になるにしたがい交感神経活動が亢進する.
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