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文献概要
今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全の病態生理と新しい評価法
心不全患者における運動負荷試験の意義
著者: 山辺裕1 横山光宏1
所属機関: 1神戸大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1084 - P.1086
文献購入ページに移動●運動能の低下は,心不全患者の多くで最も早期よりあらわれる徴候である.
●心肺運動負荷試験は,運動時の酸素輸送能を評価できることより,非侵襲的な心ポンプ予備能の評価法として有用である.
●心肺運動負荷試験でよく用いられる指標としてpeak VO2(症候限界性最大運動負荷時の酸素摂取量)とAT(嫌気性代謝閾値)があり,peak VO2は身体活動能力・心予備能・心不全重症度を,ATは骨格筋代謝機能・心不全重症度を反映する.
●心肺運動負荷試験は,運動時の酸素輸送能を評価できることより,非侵襲的な心ポンプ予備能の評価法として有用である.
●心肺運動負荷試験でよく用いられる指標としてpeak VO2(症候限界性最大運動負荷時の酸素摂取量)とAT(嫌気性代謝閾値)があり,peak VO2は身体活動能力・心予備能・心不全重症度を,ATは骨格筋代謝機能・心不全重症度を反映する.
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