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今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全に対する基礎的研究の進歩
ナトリウム利尿ペプチド(ANP,BNP)の臨床的意義
著者: 小川佳宏1 伊藤裕1 中尾一和1
所属機関: 1京都大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1118 - P.1120
文献購入ページに移動●ANPとBNPは,それぞれ心房・心室より分泌されるが,心不全患者の心室において両者の生合成・分泌は著しく亢進する.
●心不全患者における血中ANP・BNP濃度は重症度に比例して上昇し,それぞれ体液量,左心室機能の良い指標になる.
●ANPあるいはBNPを心不全患者に投与すると,いずれも左心室機能を改善し,心不全治療薬として有用である.
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