icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻6号

1993年06月発行

文献概要

今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全に対する基礎的研究の進歩

心筋炎の分子的機構

著者: 松森昭1

所属機関: 1京都大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1130 - P.1133

文献購入ページに移動
●PCR法により心筋生検組織からウイルス遺伝子の検出が可能となり,心筋症の病因解明が進みつつある.
●抗心筋抗体により細胞内カルシウムの増加がみられることが明らかとなり,心筋細胞障害との関連が示唆された.
●心筋炎,心筋症では,血中TNF-αが上昇し,心筋細胞障害とサイトカインの関連が注目されつつある.
●心筋炎の発症には活性酸素が重要な役割を果たしており,その治療にラジカルスカベンジャーが有効である可能性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?