文献詳細
文献概要
今月の主題 心不全診療の新たな展開 心不全に対する基礎的研究の進歩
心筋炎の分子的機構
著者: 松森昭1
所属機関: 1京都大学医学部第3内科
ページ範囲:P.1130 - P.1133
文献購入ページに移動●PCR法により心筋生検組織からウイルス遺伝子の検出が可能となり,心筋症の病因解明が進みつつある.
●抗心筋抗体により細胞内カルシウムの増加がみられることが明らかとなり,心筋細胞障害との関連が示唆された.
●心筋炎,心筋症では,血中TNF-αが上昇し,心筋細胞障害とサイトカインの関連が注目されつつある.
●心筋炎の発症には活性酸素が重要な役割を果たしており,その治療にラジカルスカベンジャーが有効である可能性が示唆された.
●抗心筋抗体により細胞内カルシウムの増加がみられることが明らかとなり,心筋細胞障害との関連が示唆された.
●心筋炎,心筋症では,血中TNF-αが上昇し,心筋細胞障害とサイトカインの関連が注目されつつある.
●心筋炎の発症には活性酸素が重要な役割を果たしており,その治療にラジカルスカベンジャーが有効である可能性が示唆された.
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