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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻7号

1993年07月発行

今月の主題 抗生物質の使い方 1993

抗生物質の選択と投与の基本

プロードスペクトラム抗生物質選択の臨床状況

著者: 蝶名林直彦1 田中純太1 青木真1

所属機関: 1聖路加国際病院内科

ページ範囲:P.1214 - P.1217

文献概要

●昨今のMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の蔓延は,ブロードスペクトラム抗生物質の乱用と重大な関連があり,現在,その適応規準は厳格に見直されねばならない時期にきている.
●適応病態は,initial therapy(empiric therapy)として,①起炎菌不明の重症肺炎,②感染臓器に基礎疾患を有する場合,③免疫不全状態における感染,④敗血症および菌血症などの場合であり,second choiceとして,①他剤無効例,②複数菌感染症などが該当する.
●無菌手術や上部消化管術後の予防的化学療法や院外肺炎は本剤の適応外である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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