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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻7号

1993年07月発行

今月の主題 抗生物質の使い方 1993

抗生物質の特徴と正しい使い方

ペニシリン系の使い方

著者: 澤江義郎1

所属機関: 1九州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.1230 - P.1232

文献概要

●ペニシリン系薬は細菌の細胞壁合成阻害薬で,殺菌的作用である.主としてグラム陽性・陰性球菌,Treponemaに有効である.
●天然ペニシリン系,ペニシリナーゼ抵抗性ペニシリン系,広域ペニシリン系の抗緑膿菌作用のあるもの,ないものに大別される.
●広域ペニシリン系薬はペニシリナーゼ非産生の大腸菌,赤痢菌,Salmonella,Proteusなどにも有効であるが,特に腸球菌,インフルエンザ菌に対して優れている.
●広域ペニシリンとβ-ラクタマーゼ阻害薬の併用は抗菌活性の増強が著明である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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