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今月の主題 抗生物質の使い方 1993 抗生物質の特徴と正しい使い方
アムホテリシンBとフルコナゾールの選択
著者: 舟田久1
所属機関: 1金沢大学医学部附属病院高密度無菌治療部
ページ範囲:P.1263 - P.1265
文献購入ページに移動●FLCZは副作用が少なく髄液移行がよいが,抗菌域はCandidaとCryptococcusに限られる.
●顆粒球減少患者の抗細菌薬に反応しない発熱には,経験的AMPH治療が行われる.
●Aspergillus症やMucor症にはAMPHを用いる.
●慢性播種性Candida症にはFLCZの長期投与やAMPHの門脈内持続投与が行われる.
●AIDSに合併するCryptococcus髄膜炎の再発予防にFLCZによる維持治療が勧められる.
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