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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻7号

1993年07月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 1993 抗生物質の特徴と正しい使い方

抗ウイルス剤の使い方—アシクロビルの正しい使い方

著者: 西條政幸1 藤田晃三2

所属機関: 1名寄市立総合病院小児科 2旭川医科大学小児科

ページ範囲:P.1268 - P.1269

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●アシクロビルは,単純ヘルペスウイルスや水痘帯状疱疹ウイルスが有しているウイルス性thymidine kinaseで燐酸化され3燐酸体になり,それがウイルスDNAに取り込まれることにより,ウイルスの増殖を抑制する.
●アシクロビルは,強い抗ウイルス活性に反し細胞毒性が低く,副作用も比較的少ない.
●アシクロビル療法の対象疾患の特徴を把握し,それに応じた使用法を選択する必要がある.
●ヘルペス脳炎,新生児ヘルペス,免疫不全状態での水痘は予後がきわめて悪いため,アシクロビル早期投与が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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