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今月の主題 抗生物質の使い方 1993 抗生物質のエンピリック・セラピー
細菌性髄膜炎へのエンピリック・セラピー
著者: 北川泰久1
所属機関: 1東海大学医学部附属大磯病院神経内科
ページ範囲:P.1292 - P.1295
文献購入ページに移動●髄液では一般検査,培養のほか,グラム染色による塗抹鏡検を,血液検査では血液培養を必ず行う.
●抗生剤を投与する場合は髄液への移行率,基礎疾患の有無を考慮する.
●中枢神経系に基礎疾患のない場合のエンピリック・セラピーとしては,第3世代のセフェムであるセフォタキシムまたはセフトリアキソンのどちらかとアンピシリンの併用がよい.
●脳外科手術では腸内細菌,緑膿菌を,髄液シャント感染ではブドウ球菌,特にMRSAを想定した治療をまず行う.
●抗生剤を投与する場合は髄液への移行率,基礎疾患の有無を考慮する.
●中枢神経系に基礎疾患のない場合のエンピリック・セラピーとしては,第3世代のセフェムであるセフォタキシムまたはセフトリアキソンのどちらかとアンピシリンの併用がよい.
●脳外科手術では腸内細菌,緑膿菌を,髄液シャント感染ではブドウ球菌,特にMRSAを想定した治療をまず行う.
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