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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻7号

1993年07月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 1993 抗生物質投与中に起こる問題とその対応

好中球減少時における発熱

著者: 大本英次郎1

所属機関: 1岡山大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1302 - P.1304

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●好中球減少時の感染症は正常時と比較して重症化しやすく,それ以外にもいくつかの特徴を有する.
●好中球減少時,抗生物質の投与中に発熱がみられる場合,まず耐性菌の出現を疑う.他に薬剤アレルギー,輸血,腫瘍増殖などによる発熱も含まれるが,鑑別はさほど困難ではない.
●咽頭,便培養で検出される潜在的病原微生物は,正常細菌叢の破壊後の起炎菌である可能性が高く,感染症発症前,抗生物質投与中にも頻回に検索しておくと抗生物質変更時に有力な情報となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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