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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻7号

1993年07月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 1993 抗生物質投与中に起こる問題とその対応

MRSA感染症への対応

著者: 林泉1 一木昌郎1 中山耕之介1

所属機関: 1癌研究会附属病院内科

ページ範囲:P.1311 - P.1313

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●超高度耐性MRSAは毒力が低下し,感染症は40%以下,深部感染症は10%程度である.
●第3世代セフェム剤は,MRSAのPBP-2'を増加(induction)させ,薬剤選択(selection)する.
●鼻腔・上気道・皮膚・創などの感染にイソジンクリーム,含嗽液.気管ストーマにABKまたはVCMの吸入療法.腸管感染にVCM内服.
●深部感染症にはMRSAのメチシリン耐性度をみて使い分ける.複数菌感染に注意.
●FOM-ABK-セフェム,FOM-セフェム-VCMの時間差攻撃療法を短期決戦として用いる.ステロイドを少量短期間加える.腎機能に注意.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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