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今月の主題 抗生物質の使い方 1993 抗生物質投与中に起こる問題とその対応
MRSA感染症への対応
著者: 林泉1 一木昌郎1 中山耕之介1
所属機関: 1癌研究会附属病院内科
ページ範囲:P.1311 - P.1313
文献購入ページに移動●第3世代セフェム剤は,MRSAのPBP-2'を増加(induction)させ,薬剤選択(selection)する.
●鼻腔・上気道・皮膚・創などの感染にイソジンクリーム,含嗽液.気管ストーマにABKまたはVCMの吸入療法.腸管感染にVCM内服.
●深部感染症にはMRSAのメチシリン耐性度をみて使い分ける.複数菌感染に注意.
●FOM-ABK-セフェム,FOM-セフェム-VCMの時間差攻撃療法を短期決戦として用いる.ステロイドを少量短期間加える.腎機能に注意.
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