文献詳細
medicina Conference・2
顎関節痛と発熱を主訴とし,一過性の視力障害を呈した67歳の女性
著者: 石井周一1 池田正行2 北原光夫3 小澤安則4
所属機関: 1JR東京総合病院内分泌内科 2東京医科歯科大学医学部神経内科 3東京都済生会中央病院内科 4虎の門病院内分泌代謝科
ページ範囲:P.1354 - P.1365
文献概要
現病歴:生来健康であったが,1992年5月中旬頃より,咀嚼後に両側の顎関節の痛みが出現した.しかし,腫脹・発赤はその部位には見られなかった.5月の終わり頃,洗濯中に突然右眼の視野が「まっ白になり」,何も見えなくなった.この発作は5分間続いた.この頃より寝汗を経験するようになった.
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