icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina30巻8号

1993年08月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病 1993 糖尿病人口の現況と予後

NIDDMの頻度と予後

著者: 関川暁1 江口英行1 五十嵐仁子1

所属機関: 1山形大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1396 - P.1397

文献購入ページに移動
●従来,NIDDMの頻度は2〜5%と考えられていたが,この数値は尿糖などでスクリーニングを行って求めたものである.
●尿糖スクリーニングでは,無自覚,無症状のNIDDMはかなり見逃される.
●対象者全員に直接,糖負荷試験を施行すると,NIDDMの頻度は10%,推定で600万人存在することが報告された.
●耐糖能異常者の死亡率比は1.2〜1.5倍である.死因の第1位は悪性新生物である.
●脳血管障害,心疾患,腎症を血管障害として一括すると,死因の約半数は血管障害である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?