文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病 1993 糖尿病人口の現況と予後
境界型糖尿病の頻度と取り扱い方
著者: 伊藤千賀子1
所属機関: 1広島原爆障害対策協議会健康管理センター
ページ範囲:P.1398 - P.1400
文献購入ページに移動●境界型は正常型にも糖尿病型にも属さない一群で,病態の異なるものが混在している.
●境界型のうちGTT 2時間値が170〜199mg/dlを糖尿病型へのhigh risk群として6カ月ごとの経過観察を行う.140〜169mg/dlは1年ごとに,残りの境界型は正常者と同様に扱う.
●肥満者は非肥満者に比して糖尿病型への移行率が高いので,肥満の是正に努めるとともに,非肥満者に準じて経過観察を行う.
●境界型であっても糖尿病に特有な合併症のあるものは糖尿病と診断する.二次性の耐糖能低下は原疾患に対する治療を行う.
●境界型のうちGTT 2時間値が170〜199mg/dlを糖尿病型へのhigh risk群として6カ月ごとの経過観察を行う.140〜169mg/dlは1年ごとに,残りの境界型は正常者と同様に扱う.
●肥満者は非肥満者に比して糖尿病型への移行率が高いので,肥満の是正に努めるとともに,非肥満者に準じて経過観察を行う.
●境界型であっても糖尿病に特有な合併症のあるものは糖尿病と診断する.二次性の耐糖能低下は原疾患に対する治療を行う.
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