文献詳細
今月の主題 糖尿病 1993
糖尿病の病態と成因
文献概要
●Slowly progressive lDDMの臨床的特徴は,①当初はNIDDMの病型をとるが,徐々にインスリン分泌能が低下し,最終的にはIDDMとなる,②膵島細胞抗体は持続陽性を示す,③中年発症で男性の方が頻度高く,また進行しやすい,④HLA-DR4,DQA 1*0301-DQB 1*0401との関連が強い,⑤膵島のみならず膵外分泌腺へのリンパ球浸潤,萎縮などがみられる,などである.
●この際,糖尿病の進行は食事,運動療法により遅延させることが可能で,臨床的な努力の余地がある.
●この際,糖尿病の進行は食事,運動療法により遅延させることが可能で,臨床的な努力の余地がある.
掲載誌情報