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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻8号

1993年08月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病 1993 糖尿病のコントロールに必要な検査法とその進め方

HbA1c(HbA1),フルクトサミンの原理とコントロール目標値

著者: 古田浩人1 三家登喜夫1

所属機関: 1和歌山県立医科大学第1内科

ページ範囲:P.1434 - P.1436

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●HbA1(HbA1c)はβグロビン鎖が,フルクトサミンは血清蛋白が非酵素的糖化を受けたもので,前者は過去1〜2カ月,後者は2〜3週間の平均血糖を反映する.
●著しい高血糖や低血糖時には不安定型HbA1cに注意する必要がある.
●HbA1(HbA1c)は出血や溶血性貧血など赤血球寿命が短縮する場合や肝硬変で低値となる.
●フルクトサミンは低蛋白血症時には低値に,高ビリルビン血症時には高値になる.
●糖尿病合併症進展予防にはHbA19%以下,HbA1c7%以下を目標にすべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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