文献詳細
今月の主題 糖尿病 1993
糖尿病のコントロールに必要な検査法とその進め方
文献概要
●ケトン体はアセトン,アセト酢酸,β-ヒドロキシ酪酸の総称である.アセトンは活用されることなく呼気,尿中に排泄され,通常,血中ケトン体といえば後2者を指す.
●血・尿中ケトン体レベルの高値は,糖尿病病態の増悪のみを反映しているのではなく,及ぼす影響因子は多彩である.
●血糖コントロール状況の悪化を把握するには,β-ヒドロキシ酪酸がよく,β-ヒドロキシ酪酸/アセト酢酸比の上昇は病状悪化を示唆する.
●血・尿中ケトン体レベルの高値は,糖尿病病態の増悪のみを反映しているのではなく,及ぼす影響因子は多彩である.
●血糖コントロール状況の悪化を把握するには,β-ヒドロキシ酪酸がよく,β-ヒドロキシ酪酸/アセト酢酸比の上昇は病状悪化を示唆する.
掲載誌情報