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今月の主題 糖尿病 1993 糖尿病治療の現況と問題点
治療の原則と継続重要性
著者: 菊池方利1
所属機関: 1(財)朝日生命成人病研究所
ページ範囲:P.1455 - P.1457
文献購入ページに移動●糖尿病治療の原則は血糖値の上限が常時200mg/dlを越えないようにすることである.●食事療法と運動療法なしに薬物療法を行うと,体重増加をもたらす.
●肝と末梢組織は半々に経口糖負荷を処理する.
●SU剤は基礎肝糖産生のみを抑制する.
●インスリンは食後の糖産生を抑制する.
●疫学上,高血糖は単独で細小血管症を誘発できる.高血糖の細小血管症発症への寄与は糖尿病罹病期間の延長とともに増大する(累積効果).
●したがって,糖尿病発症早期からの高血糖抑制が合併症予防に最も効果的である.
●肝と末梢組織は半々に経口糖負荷を処理する.
●SU剤は基礎肝糖産生のみを抑制する.
●インスリンは食後の糖産生を抑制する.
●疫学上,高血糖は単独で細小血管症を誘発できる.高血糖の細小血管症発症への寄与は糖尿病罹病期間の延長とともに増大する(累積効果).
●したがって,糖尿病発症早期からの高血糖抑制が合併症予防に最も効果的である.
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