文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病 1993 糖尿病治療の現況と問題点
運動療法をどの程度行えばよいか
著者: 阿部隆三1
所属機関: 1太田西ノ内病院糖尿病センター内科
ページ範囲:P.1467 - P.1469
文献購入ページに移動●運動は糖代謝ばかりでなく,心肺機能や筋力強化などに好影響を及ぼすが,血中ケトン体の上昇や低血糖を誘発したり,糖尿病性合併症を増悪させることもあるので,注意が必要である.
●運動療法開始前にはIDDMかNIDDMか,網膜症,腎症,神経障害などの合併症はないかなど,病態と合併症のチェックを怠ってはならない.
●運動を処方する場合には,運動の内容,強さと時間,頻度などを検討し,薬物治療中の患者の場合は低血糖予防のため食後1〜2時間の間に実施するのが望ましい.
●運動療法開始前にはIDDMかNIDDMか,網膜症,腎症,神経障害などの合併症はないかなど,病態と合併症のチェックを怠ってはならない.
●運動を処方する場合には,運動の内容,強さと時間,頻度などを検討し,薬物治療中の患者の場合は低血糖予防のため食後1〜2時間の間に実施するのが望ましい.
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