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文献概要
今月の主題 糖尿病 1993 糖尿病治療の現況と問題点
NIDDMのインスリン療法
著者: 河盛隆造1
所属機関: 1大阪大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1480 - P.1482
文献購入ページに移動●NIDDMのインスリン療法は,“一度開始すると一生涯中止できない”のではなく,“インスリン注射療法を一生涯継続しないですむように,インスリン療法を開始すべき”である.
●高度に疲弊した内因性インスリン分泌を回復させるためには,膵β細胞を休息させるとよい.その目的のため,十分量の速効型インスリンを補填し,食後高血糖を抑制する.
●正常血糖応答を持続すると,基礎インスリン分泌が著明に回復するのみならず,インスリン抵抗性が取り除かれ,内因性インスリン分泌量が十分でなくても良好な血糖管理が可能となる.
●高度に疲弊した内因性インスリン分泌を回復させるためには,膵β細胞を休息させるとよい.その目的のため,十分量の速効型インスリンを補填し,食後高血糖を抑制する.
●正常血糖応答を持続すると,基礎インスリン分泌が著明に回復するのみならず,インスリン抵抗性が取り除かれ,内因性インスリン分泌量が十分でなくても良好な血糖管理が可能となる.
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