文献詳細
今月の主題 糖尿病 1993
トピックス
文献概要
●IDDMは慢性の膵島炎によって膵β細胞が破壊される自己免疫疾患である.家族歴,抗膵島関連抗体,インスリン初期分泌の低下などを指標に発症前診断が可能になりつつある.モデル動物では種々の免疫療法が発症を予防するが,安全性が優先されるヒトでは現在のところニコチン酸アミドの有効性が示唆されている.
●NIDDMの発症の危険因子は家族歴,肥満,高血圧などである.肥満の解消は当然であるが,運動療法が肥満とは独立してNIDDMの発症を予防する.危険因子の保有者は運動によってNIDDMの発症率が最大で約40%低下する.
●NIDDMの発症の危険因子は家族歴,肥満,高血圧などである.肥満の解消は当然であるが,運動療法が肥満とは独立してNIDDMの発症を予防する.危険因子の保有者は運動によってNIDDMの発症率が最大で約40%低下する.
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