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今月の主題 糖尿病 1993 トピックス
新しい経口血糖降下剤の開発状況と展望
著者: 南條輝志男1 町田和生1
所属機関: 1和歌山県立医科大学第1内科
ページ範囲:P.1540 - P.1542
文献購入ページに移動●CS-045やPioglitazoneなどのthiazolidine誘導体は,従来のスルフォニール尿素(SU)剤と異なり,インスリン分泌促進作用はなく,インスリン感受性を改善することによる血糖降下作用を有する.
●新しいSU剤Glimepiride(HOE 490)は,インスリン分泌促進作用が弱いにもかかわらず,強力な血糖降下作用を有し,その作用機序にはやはりインスリン感受性改善作用が強く関与していることが想定されている.
●消化酵素阻害剤のAcarboseやAO-128は,食後の血糖上昇を抑制する.
●新しいSU剤Glimepiride(HOE 490)は,インスリン分泌促進作用が弱いにもかかわらず,強力な血糖降下作用を有し,その作用機序にはやはりインスリン感受性改善作用が強く関与していることが想定されている.
●消化酵素阻害剤のAcarboseやAO-128は,食後の血糖上昇を抑制する.
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