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今月の主題 糖尿病 1993 トピックス
膵移植の現状と将来展望
著者: 井上一知1
所属機関: 1京都大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1543 - P.1545
文献購入ページに移動●膵移植の適応は主としてインスリン依存型糖尿病である.
●膵移植法には血管吻合を伴う膵の臓器移植と,内分泌細胞のみを移植するラ島移植とがある.
●欧米では,膵臓器移植症例数の大幅な増加と飛躍的な成績の向上がみられ,膵臓器移植が糖尿病に対する有力な治療法として定着している.
●欧米では,最近ラ島移植の臨床応用も増えてきており,その成績も徐々に向上を示しつつある.
ラ島移植はハイブリッド型人工膵への応用が可能であり,将来的にこのシステムがうまく作動すると,免疫抑制剤が不要になる可能性もある.
●膵移植法には血管吻合を伴う膵の臓器移植と,内分泌細胞のみを移植するラ島移植とがある.
●欧米では,膵臓器移植症例数の大幅な増加と飛躍的な成績の向上がみられ,膵臓器移植が糖尿病に対する有力な治療法として定着している.
●欧米では,最近ラ島移植の臨床応用も増えてきており,その成績も徐々に向上を示しつつある.
ラ島移植はハイブリッド型人工膵への応用が可能であり,将来的にこのシステムがうまく作動すると,免疫抑制剤が不要になる可能性もある.
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