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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻9号

1993年09月発行

今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開

成因

消化管ホルモンと消化性潰瘍

著者: 岸本眞也1

所属機関: 1広島大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1604 - P.1608

文献概要

●消化性潰瘍の成因に関与すると考えられる消化管ホルモンは,攻撃因子としてガストリン,防御因子としてソマトスタチンがある.
●ガストリンは胃酸分泌を刺激し,ソマトスタチンはガストリン分泌,酸分泌を抑制している.
●ガストリンが消化性潰瘍の成因に関与する疾患はZ-E症候群,偽Z-E症候群における十二指腸潰瘍である.
●高ガストリン血症,粘膜ソマトスタチン量の低下とH.pylori感染が潰瘍の成因に関与することが分かってきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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